2009年8月24日月曜日

ホンダF1設計者の現場―スピードを追い求めた30年

ホンダF1設計者の現場―スピードを追い求めた30年第1期、第2期ホンダでエンジンのエンジニアを務めた著者による自伝的な本です。工学系は素人なわけですが、なかなか分かりやすいし、現場の雰囲気が伝わってきて、一気に読めました。


KERSに関する著者のスタンスが良くて「燃費に影響されるような使い方をすれば環境問題へのアピールになる」とのことで、まったくもってその通りだと思うよ。

結局のところオーバーテークと環境へのアピールは共存できなかったわけで、オーバーテークもそれほど増えなかったんだから、来期からでも規約を変えて、燃費の方に方向転換すれば良いのにね。特に来期からはレース中の燃料補給が禁止されるし、エンジンの開発が凍結されてるんだから、KERSで燃費をアシストしなければ完走できないくらいの燃料タンクにすれば良いんじゃないのかな?

まぁ、KERSはFOTAで使用しない方向になってるらしいけどね。FOTAに除名されてるウィリアムズは、まだ開発を止めてないってことだし。

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